秋華賞に向けて

今週は史上最強のメンバーが揃った秋華賞
年度さえ違えばここから4〜5頭は秋華賞馬が出ても不思議ない程の好メンバー。
で当方の夢はここをずっと見ていてくれた方にはお分かりのようにベッラレイア
現実的に考えればダイワスカーレットで鉄板という感じはする。
前目の位置で更にメンバー1〜2の上がりを使うし、この脚は京都にも合うと思うのだが、それでもベッラレイアに魅力を感じざる得ない。前哨戦となったローズS。ダイワスカーレットの上がりは33.6、ベッラレイアの上がりは33.2。但し通過順が前者1−1に対し後者は5−5。これを見るとまあ当然と言えば当然。


ただここでのベッラレイアの収穫はかなり前目の位置取りでいつもと同じようなメンバー最速の破壊力を誇示出来た点にある。
あざみ賞のような極端な競馬では無く、前の内目でじっと我慢して、あの破壊力が出せた点は優秀の一言。
レース後の豊の言葉を要約すると「収穫の多いレースで期待していた以上の内容。決して届かないという内容では無かった。本番で期待して欲しい」との旨。ここまで豊が言うにはそれ相応の自信がこのレースで得られたという事。
もしかしたら当方の考えでは「ダイワスカーレットより前目の位置で競馬をするのではないか」という事。
豊と言えば有力馬での前哨戦は所謂「脚を図る」というレースを好む。
それが前哨戦であそこまで前目の競馬をしたのは逆の思惑が働いていたと思う。
後ろから競馬をしてもブゼンキャンドルが勝った時代じゃあるまいし届かない、なら単純にダイワスカーレットの近く若しくは前で競馬をすれば、後は直線勝負。末脚勝負なら逆転は十分にありえると。
仮に本番で下げるなら前哨戦であそこまでの脚質転換を図るだろうか。それは非常に考えにくい。



そしてベッラレイア逆転への布石はダービー馬・ウオッカの存在。
今回市場の構図はどういう物だろうか…「三強対決」若しくは「二強対決」のいずれかであるのは間違いない。
ただダイワスカーレットウオッカ陣営ではベッラレイアは注意すべき存在ではあるにしても、最大のライバルには目してないはずである。桜花賞前にあそこまで互いの陣営が意識した発言を繰り返しレースもそういう形になった。そこからこの両馬は一度も同じレースで戦っていない。こうなると両陣営の思考は最終的には「二強」になる。ウオッカ宝塚記念から体調を建て直し、戦える状態であるとしたら、この2強の間を掬えるのはベッラレイアだと思うし一番の恩恵を受けれるのもこの馬であるはず。


そしてもう一つはベッラレイアが下げた場合(個人的には無さそうな気がするが…)。
今回の秋華賞は中々前の馬にとって苦しくなりそうなメンバー構成だと思う。
ダイワを追ってウオッカがまず動きそれに歩調してダイワも早目に仕掛ければベッラレイアの京都での破壊力なら差しきる事も可能なはず。詰まる所、前目に位置取ろうと後ろだろうと今回ベッラレイアに展開が向く感じがする。


確かにダイワスカーレットは強い、ウオッカも強い。
しかし桜花賞前にダイワスカーレットウオッカに勝つのは不可能と予想した大衆の意見が軽く覆されたように、ベッラレイアも十二分に逆転する事は考えられる。但し全開のウオッカを交わせるかという問いに関してはダービー時のパフォーマンスを出されれば不可能だと思う。それ位にウオッカの全開は強い。
だからやはり「2強牽制」がキーワードのレースである事は間違いない。
果たしてそう都合よく運ぶか…甚だしく謎ではあるが自分が惚れた馬でもあるしダートのレースでも無いので、今回は応援と直感を信じて応援したいと思う。単勝一点。


※週末のダートレース展望はまた機を見て。2〜3週間予想して無かったのでそろそろ中毒も出てきましたし(^^;