週末の簡易展望

久々に週の半ばにして馬柱を見る暇を得たので、少し覗いてみました。
土曜は勝負レースらしきダート戦が組まれてませんね。
日曜もこれと言ってという感じでしょうか。
日曜のエイシンボーダンは出れば確実に一番人気でしょうから、妙味が無い。
以前にも書きましたが、この手のタイプはガチガチの人気で買うにはリスクが高すぎます。
確かに前走のスタートを見ると、出遅れ癖は治ったのかなと思いますが、そこをわざわざ好んで買うメリットは無いでしょう。
こういう馬は勝つ時には気持ち良く勝たせておいて、来るべき「飛びの順番」を見極める事に労力を費やした方が賢明です。
例えばここでエイシンボーダンを◎に信頼して数倍の配当を当てる、でもエイシンボーダンが圧勝すればする程、消える時にその何十倍の妙味が待っています。
例えばメテオバーストが飛んだケースなんかもそうですね。
あの手の一見誰にでも強い、もしくは昇級でもやれそう、再度現級なら鉄板と思える馬と言うのはそういう時に買うものじゃないと思うんですよね。
「いつ消して旨みを吸うか、もしくはこの手の馬が負けるならどういう馬がどういうパターンを繰り出した時か」そこを考えるべきだと思います。


そういう見方をすると結果的にエイシンボーダンの詳細も掴め、今度は負けだし人気が落ちた時に狙える。そして落ち時がヒットすれば自分の馬券力向上の一手になる。
また他の馬も結果的に「エイシンボーダンを破るなら」という目で見る事によって、次に繋がる。

仮にエイシンボーダンが消える時に、その時の勝ち馬が見えてないんじゃ意味が無いという見解を示す方もいるかもしれませんが、私の考えは違います。
その時は間違えたかもしれないけど、確実にそういう目は鍛えられている。
そしてその目を鍛える事によって、次の次、そのまた次に繋がると思います。
こういう馬は競馬が存在する以上、必ず出てきます。


まあ偉そうに書きましたが、そういう私も日々そういう目を養う為に必死です。
こういうアンチテーゼ系の見方は中々実を結ばないというのも事実です。
だって「元々強いと思われてる馬を消す」という前提から発してるから。
でも目先の利益に目を奪われても、それはロングスパンで考えれば結果的にマイナスに働く事が殆どだと思います。だから長期的視野に立って競馬を見るという事も大事だと思うんですね。


ただ競馬に関する見方というのは十人十色ですから、全く異なった見解という方もいるでしょう。これがまた競馬の面白さであって、人の予想を見る楽しみと言えばそうですね。だからこの手の自己主張的な文章は強制する物では無いと思います。ただ至らないながら週末の予想を見て頂き、平日は殆ど更新しないながら当サイトを訪れて下さる方々に少しでも自分の主張というのが伝わればと思い書いた次第です(^^;
こいつはこういう考えなのか、程度に読んで頂ければ幸いです。


共同通信杯は早くも朝日組VSラジオ組という構図ですね。私は常々フサイチリシャ−ルはクラシック時点でいらないという類の発言をしていましたが、ここは勝ちそうだなという見解です。ショウナンタキオンはいかにも府中が合いそうだけど、得てしてその手のタイプはいざ府中になると存外というパターンが多く恥ずかしい競馬はしないと思いますが、この馬も例に漏れずそのパターンかなと考えています。アドマイヤムーンに関しては正直言って力量を測りかねています。如何せん別カテゴリーのターフが舞台なので興味本位というのが本音です。後は中々フサイチリシャールをダートに転向させてくれそうな大物が出てこないな、という事でしょうか。ここが今の不安といえば不安ですかね(笑)