武蔵野Sを含め最終結論

完全に曜日感覚が一日ずれていました。

今日先程書いた様に、ステップレースを総ざらいして明日結論出して、明後日レースという気でいました。

JCDが土曜という事を書いておきながら自分が間違えた(^^;

さて懸案事項だった武蔵野Sについて語りたいと思います。

このレースは何といっても3歳勢VS古馬という最高の判断材料が揃ったレースでした。

ヒシアトラスというダートオープン基準馬も出走してきましたし。

ここで真っ二つに意見が別れているのがカネヒキリが強いか、弱いかという部分。



まずこのカネヒキリの出遅れ、武豊はこういう見解(自分でまとめた)

ユニコーンS時もそうだったが、スタート後の芝の部分がやはりよくないみたい。次走はスタート後からダートなので(以下略)」



私はレース映像は生で見れませんでしたが、後で見直した所「つまづいた」感じを受けましたが、ジョッキーがこう言うのだから芝の部分は良くないのでしょう。でも誰が見ても明らかにスタートで後手を踏んだのも事実で、その原因が芝だけとは思えないけど。まあこうなるとフェブラリーSが心配ですが、今回はその時の話は置いておきましょう。



でこの武蔵野Sの1着〜4着までの通過順

1着サンライズバッカス10−9

2着カネヒキリ13−13

3着ヒシアトラス5−5

4着アジュディミツオー5−5



という感じです。この1・2着に着目するとHペース、後ろ2頭が展開の利で追い込んだと決め付けてしまいそうですが、ここにトウショウギアの暴走をどう見るかを加味していきましょう。

時計上として表れる数字はトウショウギアの通過タイムである事がミソかと思います。

確かにトウショウギアに付き合ったカフェオリンポスドンクールそしてサンライズキングは負けていますが、それでもやはりこの時にカフェオリンポスに先着したベラージオがまた次走でカフェオリンポスに勝ったのも見逃せないかと。この時には私もここで絶賛した幹夫のミラクル騎乗があったからこそなんですが、どうもそれだけとは思えない部分もあります(いやJCD予想しだして気付いたという感じです)。



更に検証していけばオープンで安定的な強さを見せるサンライズキングがあそこまで垂れたじゃないか、という意見もありますが、それを言うなら59Kという酷量を背負い動きが悪かったアジュディがあそこまで粘れたじゃないかという意見もあるわけで。何を言ってるのか自分でもわからなくなってきていますが、結局結論としてはあれです。



前でトウショウギアの暴走に加わったカフェオリンポスサンライズキング、そしてドンクールは確かにこの時の競馬は信じなくていい。でも、先行〜中段にいた馬達はそこまでの影響を受けたのか、いや殆ど受けてないんじゃないのかなと。これが思ったこと(断っておきますが、かなり私的な見解です)。



そう考えるとカネヒキリサンライズバッカスが勝ったのは展開の影響なんてものじゃなく、実力かと。

勿論全く影響なかったなんてナンセンスな話はしません。ただ世間で「武蔵野SはHペース」と大きく騒がれている程の事かなと。そう考えればベラージオが次走で力を発揮できた事も納得いきます。



カネヒキリの見解、この馬については既に下の記事でちょこちょこ述べてきましたが、兎に角競馬センスが高いというのが最大の売りかと思います。武蔵野Sで初の古馬相手、そして初めての後方からと初めてものつくしを克服できた。今までの競馬を見ると、そしてこの馬の競馬センスを見ると出遅れが癖になるタイプではないし今回はまず大丈夫でしょう。そして初めての後方待機ながら、最後のあの脚。能力の高さ以外の何者でもないかなと。人気を背負う為、嫌いたいという部分も無いことはないですが、それでもこの馬を嫌って明日得策とは思えません。



サンライズバッカスは下記のダービーGP回顧でも書きましたが、この馬も奥深さを感じさせてくれます。

既に書いているので再度書こうとは思いませんが、1600付近がベストにしろカネヒキリを買うなら押さえて損はないと思います。ただ斤量が上がるのは心配なんです。

タイムパラドックスは下の記事で書いた事がすべて。買います。



サカラートユートピアシーキングザダイヤも下で書いた事がすべて、買いません。

ヒシアトラスはここで来るキャラじゃないし、蛯名の大外という時点でまず買えません。



問題はパーソナルラッシュをどこまで重い印を打つかという事。

週の頭の記事から先程の下の記事まで「パーソナルラッシュパーソナルラッシュ」と言っていますが、唯一まともに競馬をしたカネヒキリを喰う可能性があると思えるのはこの馬しかいません。

そしてこうも書いていました「ラッシュは外枠が欲しい」と。ここの理由は書くといいながら書くと長くなるんで手短に書くとして、その願ってもない枠順を引いてくれました。



でも!ここで一番ラッシュより外に入って欲しくない馬が入りましたね。そうアジュディミツオー

パーソナルラッシュという馬は非常に気分屋で、まずこの馬が走るか走らないかはゴールを待たずスタート後100Mでわかるんですね。ゲートを出る前から馬が「今日は化け物になる日」か「今日はサボる日」か決めているような感じです。まず第一関門はスタート。やる気のないラッシュの時はここで大概出遅れます。

そしてもっと重要な第二関門。



「馬が自ら行きたがるか」



という事。ここがこの馬にとって非常に大きい。

下記のJBCクラシック回顧でも書きましたが、走らない時のラッシュは藤田が出ムチを入れても、追い通しでも中々やる気を出してくれない。でもこれはゲートが開いてみないとわかりません。



ただし!一つだけわかる事があるんですね。それが枠順構成。

非常に気分を損ねやすい馬なので、フェブラリーSのように外から大挙して被せられると行く気を失います。

元々4コーナーで逃げ馬を外から被せに行って、自ら蹴落として独走状態を作る競馬を得意としてる馬なんですね。今までにラッシュが圧倒的な強さを見せたすべてのレースでそういう競馬をしてるんです。

だから外に馬を置かない状況がベストなんですね、簡単に言えば。



でも今回ラッシュが走る番のラッシュであったとしても、外のアジュディミツオーが同様の位置取りになりそうな事。殊、この馬にとって重要なそのスタート直後でアジュディが絡んできそうなのがかなり不安です。

でも破壊力という点において、カネヒキリを喰えるのはこの馬しかいません。だからこの馬が来る時は1着しかないんですね、2着や3着なんて中途半端な着順を考えた馬券はまず考えなくていい。

そう考えると馬単パーソナルラッシュカネヒキリという馬券を組んでおけば後悔はないかと。



という事でまず印上の結論。



カネヒキリ(下記のパーソナルラッシュ

タイムパラドックス

サンライズバッカス

アジュディミツオー



基本は◎からの馬連勝負。

後は上で語ったように◎パーソナルラッシュ→○カネヒキリという勝負馬券。