衰え?臨戦過程?

宣言した通りに賭けてなかったとは言えエリザベス女王杯はある意味で波乱のレースになりました。
カワカミプリンセスはパトロールビデオを見る限り降着当然の裁定でしょう。
ヤマニンシュクル以下の競馬を終わらせた訳だし。
JRAにしては妥当な裁定を下したかな。
カワカミプリンセスに関しては確かに想像以上に強かった。
ただ本田も語っているようにいつもより反応が悪かったね。
ここら辺は正直この馬なりの2走ボケとでも言うのかな。


さて問題は負けたスイープトウショウ
当日の馬体重は+6K。
冬場に入り汗をかきにくい気候になったと言えばそうかもしれませんが、天皇賞(秋)から一週しか開かないであの馬体重だから如何に陣営が楽をさせてしまった(そうせざる得なかった)かは一目で把握できる状態でしたね。


フサイチパンドラを差せなかった事で衰え説が最近いやに流行していますが、個人的にはこれは正直面白いかなと。
スイープトウショウと言えば走るときと走らない時の差が激しかった若駒世代が思い出されますが、古馬になり安定したとは言え今でもそういう精神的な幼さは残っています。
だから自分はパンドラを差せなかった事は全くと言っていいほど取るに足らない事だと考えています。
競馬自体も悪い也に非常によくまとめた部類で寧ろ高評価ですね。
上がりは当然ながら最速ですし。
スイープが最も力を発揮するのは道中平均から平均以下のペースを溜めて爆発させるというもの。
今回は時計を見ても解かるようにHペース。
まずここがスイープが最大に力を発揮できる物じゃ無かった。
そして上記に書いた臨戦過程または馬体重。


この馬に関しては牝馬に負けたとかG2で負けたとかそういうのは全く気にする必要が無いと思います。
要はこの手のタイプは自分の力を出し切る条件が揃った時は強い競馬を見せるし、それが出来ない時は脆くも崩れる。
そういうものでしょう。


さてさてこう語ってスイープを年内で馬券にするチャンスですが、これは正直苦しい。
臨戦過程を考えればJCに陣営が駒を進めるとは考えにくい(もう登録は一応わかってるのかは知らない)。
と考えれば有馬記念が年内の照準に合う訳ですが、お世辞にも中山向きでは無いんですよね。
しかも暮れの馬場ですから相当厳しい物があると思います。
ただ今回の敗戦で仮にディ−プ・カワカミ(出走しなそうだけど)・ハーツに人気が集中して不当に人気が下がってくれれば紐(正直単も考えつつある、ハーツの喉鳴り次第)には十分面白いと思っています。
ただ着順的には2着だから、有馬を考えれば正直ここでは五着位で良かったなってのが偽らざる気持ち。
今年の有馬はスローが見込めますから、後は馬体を立て直して型に嵌る事を祈るのみですかね。